『軽バンって、実際どれだけ積めるの?』——これから配送を始める方の、最初の実務的な疑問だと思います。答えは2つの軸に分かれます。重さの上限(法律)と、大きさの上限(荷室の寸法)です。
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重さの上限:最大積載量は350kg
軽自動車の貨物車が積める重さは、法律で最大350kgと決まっています(車検証に記載されています)。これを超えて積むのは過積載で、違反であると同時に、ブレーキや足回りへの負担で車を傷めます。
350kgの感覚としては、宅配の荷物なら通常の積載でこの上限に達することはあまりなく、先に「大きさ(体積)」の限界が来るのが実感です。逆に、飲料・米・建材など重量物の仕事では重さの上限を意識する必要があります。
大きさの上限:荷室の3つの寸法
軽自動車の規格は全長3.40m以下・全幅1.48m以下と決まっているため、各社の軽バンの荷室はおおむね似たサイズ感に収まります。そのうえで、買う前に確認したいのは次の3つです。
- 荷室長(後席をたたんだ状態の床の長さ):長物が積めるか。多くの軽バンは後席を畳むとかなりフラットで長い床が現れます
- 荷室幅(ホイールハウス間の幅):カタログの最大幅より、タイヤの出っ張りの間の幅が実務では大事。パレットや幅のある箱はここで決まります
- 荷室高:段積みの段数、カゴ台車の可否に直結。ハイルーフの価値はここに出ます(ハイルーフの記事参照)
「自分の荷物」で考えるのが唯一の正解
寸法の数字を眺めるより、確実な方法があります。普段いちばん多く運ぶ箱のサイズを測って、店で実車に当ててみることです。
- 宅配なら:主力サイズの段ボールが横に何個、縦に何段入るか
- 企業配送なら:指定のコンテナ・通い箱の寸法
- 職人仕事なら:いちばん長い道具・材料の長さ
ノレッタの店頭でも『いつもの箱、当ててみてください』とご案内しています。買ってから『入らなかった』は、この一手間で完全に防げます。
積み方の注意(安全の話)
- 重いものは下・前寄りに:重心が上がる・後ろに寄ると、ブレーキとカーブでの安定性が落ちます
- 視界を塞がない:ルームミラーが使えない高さまで積むなら、サイドミラーでの確認を徹底
- 固定する:急ブレーキで荷物は凶器になります。ラッシングやネットの活用を
よくある質問
Q. 4人乗せて荷物も積めますか?
軽バンの乗車定員は4名ですが、後席を使うと荷室は大きく減ります。また、人+荷物の合計にも制限があります。「人も荷物もフル」は成立しないと考えてください。
Q. 軽トラのほうが積めますか?
重さの上限は同じ350kgです。形の自由度は軽トラ、雨と防犯は軽バンが勝ちます。軽トラとの使い分けの記事をどうぞ。
Q. 車種ごとの正確な寸法が知りたい
メーカー公表のカタログ値でご確認ください。検討中の在庫車があれば、実測もご案内します。在庫一覧はこちら。
「いつもの箱」を持って、見に来てください
※寸法は車種・グレード・年式で異なります。正確な数値はメーカー公表値と現車でご確認ください。


